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礼拝メッセージ
2005年8月14日
「ヤコブ物語」
創世記 32章22-31節
今日は創世記にあるヤコブという人の話から学びたいと思います。創世記は12章から、アブラハム、ヤコブ、ヨセフという三人の重要な登場人物がでてきます。これは、アブラハムから始まって4代にわたるお話で、どのように「約束の民」、イスラエル人(ユダヤ人)が起こされたかが記されています。
アブラハム、ヤコブ、ヨセフの特徴
聖書に出てくる人物なので、きっと立派な聖人なのだろうと思う人がいるかもしれません。確かにこの三人とも立派な人なのですが、いわゆる「聖人」としては描かれていません。私達変わらない一人の、弱さも持つ人間として描かれています。その特徴は、
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失敗がある。
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苦難がある。
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正しさを求める人である。
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神様を信頼している。
この物語を読んでいくと、ただの神話のようにしか思えないという人も多いと思いますが、実際にはよく読んでいくと、今の自分の周りにもあるような問題に直面している、自分と同じような人が登場してくることが分かります。そして、聖書によって教えられている神様を信じる者にとっては、まさに自分と同じような存在として読めて、そこから多くのことを学べます。
ヤコブの失敗
ヤコブには双子の兄弟の弟して生まれてきましたが、兄のエサウから長子の権利を買い取ろうとした。父イサクから、長子が受けるはずの祝福を、父をだまして奪い取った。
この結果、彼は兄エサウを恐れて、遠くの国に逃げなくてはいけませんでした。逃げた先で多くの祝福を受けていましたが、彼は元いた土地へと戻っていくことにしました。
今日の聖書箇所
兄のエサウから逃げたヤコブですが、数十年ぶりに再会する時が来ました。ヤコブは心の中でその再会を恐れていたので、再会する直前の夜中から家族からも離れて一人になりました。そこで一人の人と格闘したと書いてあります。その人との格闘の際にももの関節をけがしますが、ヤコブはその人から「祝福を受けるまで帰さない」と言って、祝福を受けました。ヤコブは「顔と顔を合わせて神を見た」と言っているので、その格闘した相手は神様だったようです。
ここから学べること
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祝福を求める。私達も神様に祝福を求めることができる。この時のヤコブのように熱心に求めること。
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祝福を求める中で、ヤコブはももの関節を痛めています。私達も神様から特別にいただく痛みというものがあって、それが私達と神様との約束のしるしとなることがあります。もっとも偉大な痛みによって与えられたしるしが、イエス様の十字架の死です。
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神様は不思議なお方です。人の価値観で見ると、どうしてこの人が祝福を受けられるのかと思う人であっても、神様の祝福を受けることができます。
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